～コストを抑えつつ、高品質に仕上げるポイント～

ステンレス製品を発注する際、「思ったよりコストがかかった」「完成品がイメージと違った」というトラブルが起こることがあります。今回は、ステンレス加工をスムーズに依頼するためのポイントを解説します。

目的に合ったステンレスの種類を選ぶ

ステンレスにはさまざまな種類があり、用途によって適したグレードがあります。

たとえば、屋外で使用する場合は耐食性の高いSUS316、コストを抑えたいならSUS430を検討するなど、適切な材質を選びましょう。

図面や仕様を明確に伝える

発注時に「なんとなくのイメージ」で依頼すると、仕上がりに差が出ることがあります。以下のポイントを事前に整理しましょう。

✅ 寸法・形状：ミリ単位で正確に指定（曲げ角度、穴の位置なども）
✅ 表面仕上げ：鏡面仕上げ、ヘアライン仕上げ、梨地仕上げ など
✅ 溶接・組立の有無：一体型か、パーツごとに分けるか
✅ 使用環境：水に触れる場所か、屋外か

簡単なスケッチでも構わないので、イメージを伝えやすくすることが大切です。